FODMAP(フォドマップ)ってご存知ですか?
しかし、FODMAPについてまだまだご存じない方も多いのではないでしょうか。
このページでは、FODMAPについて解説いたします。
FODMAP(フォドマップ)って何?
そもそもFODMAPとは、小腸内で消化・吸収されにくい糖類の略称で、
Fermentable(発酵性)、Oligosaccharides(オリゴ糖)、Disaccharides(二糖類)、Monosaccharides(単糖類)、Polyols(ポリオール)の頭文字から付けられたものです。
食品中に含まれるFODMAPは小腸で吸収されず、大腸で急速に発酵されるため、おなかが張る、ゴロゴロするなど不調を引き起こしやすいとされています。

おなかの不調を招きにくい ”FODMAPの低い”食生活
モナシュ大学は、FODMAPを控えた食品を選ぶことでおなかの不調を招きにくい食事スタイルを提唱しており、この考え方は欧米では既に広く認知されています。
FODMAPが高い食品としては、キノコ類、リンゴ、桃、牛乳、はちみつ、小麦製品などがあります。
FODMAPが低い食品としては、豚肉や豆腐、イチゴ、コーヒー、アーモンドミルク、お米などがあります。
日頃、おなかの不調で悩んでいる方は、FODMAPの低い食品を意識することで、その症状がやわらぐかもしれません。

FODMAPの低い食品の見分け方
加工食品が溢れる今の世の中、1つ1つの原料を確認してFODMAPが高い食品と低い食品を判別するのは大変です。
そこでMonash大学などは、FODMAPの低い食品について認証を与える制度をはじめています。Low FODMAP認証のマークが付いている食品であれば、いちいち成分を確かめる手間もなく、安心してFODMAPの低い食品を選ぶことができます。現在、世界中で70ブランドを越える食品の認証が進み、食品選択の一助となっています。

グアーガム分解物はFODMAPが低い食物繊維です
IBSの患者様へは、食物繊維を摂取するよう指導する場合もあるようですが、FODMAPの理論からすると、発酵性が高く発酵スピードの速い食物繊維は、逆に症状を悪化させてしまうことがあります。自分のおなかに合わせた食物繊維を選択することが大切です。
グァー豆由来の食物繊維「グアーガム分解物」は、数ある食物繊維の中でも唯一 Low FODMAP認証を受けています。グアーガム分解物は高発酵性ですが、分子量が大きくおなかの中で緩やかに発酵されるため、おなかの不調を引き起こしにくいとされています。LowFODMAP認証を受けているので、おなかが緩くなりやすい方も安心してお使いいただけます。

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このたび、近年増加しているIBS患者様をサポートするため、南流山内視鏡おなかクリニック:院長 前田孝文 先生 監修のもと、「FODMAP」について解説した資料をご用意いたしました。
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